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エイズにかかったらどうなる?免疫力が低下して病気にかかりやすくなる?

エイズは感染してから発症まで期間があって、誰もが発症するものでもありません。原因ウイルスであるHIVに感染すると、2週間目を過ぎたあたりから急激に増殖を始めて破壊されてしまうリンパ球が出てきて体に不調が出始めます。リンパ球は体を守る免疫のお仕事をしているため少し免疫力が衰えますが、この時点では風邪に似ているような症状が出るものの、それほどの変化はありません。感染経路は性行為や母子感染、血液を介することのいずれかで、特に性行為による感染は若い年齢の人たちの間で広がっています。国も注意をうながし若者に対して啓蒙活動をしていますが、それでも感染者は後を絶ちません。

長い人では10年から15年程度無症状が続き、感染の自覚がないまま暮らす人もいます。短い人では2年程度で発症する人もいて、どれくらい無症状かは個人差があります。目に見える症状がなくても、リンパ球の数が減っていっているため、免疫力の低下が進み風邪を引きやすくなったり、カンジダ症を発症しやすくなったりもする時期です。HIVに感染している方がカンジダ症を発症すると、エイズが発症したと診断される基準でもあります。夏でもないのに寝汗がひどい下痢が続いて薬が効かない、体重減少が著しいときには検査を受けるか医師に相談しましょう。

HIV感染に気づくことができずにエイズを発症してしまうと、免疫不全になりますから普通の免疫力低下ではかかることがない細菌やウイルスの影響を受けて、あらゆる病気にかかりやすい状態になるでしょう。空気中や土の中、皮膚の表面や体内にもいろいろな菌やウイルスがいます。普段は悪さをしない日和見菌であっても、抵抗する力を持たないため体が影響を受けます。ほかにも原虫が原因の病気や悪性腫瘍ができたり神経障害が起きたりするため、エイズが発症する前に治療を行わないと重篤な症状に陥るでしょう。

HIVに感染したとき、早めに治療薬の服用を開始すればウイルスの増殖を抑えることが可能です。普通に生活を送ることができますので、感染が疑われるときは検査を受けに行きましょう。血液検査は一般的な健康診断でも行われていますが、HIV感染の可能性があるなら専門の病院で検査を受けるべきです。一般の健康診断はチェック項目が限られていますし、免疫低下が確認され病院に行くと再び検査が必要になって対応が遅れてしまいます。HIVへの対応が遅れると怖い病気ですが、エイズ発症するまえに早期に発見されるほど怖くならない病気なので、検査を受けるのを嫌がらずにすぐに行くことが大切です。